近年、気候変動問題やSDGsといった背景から、木材利用、とりわけ国産材の利用がとても注目を浴びています。身近な資源を適切に管理しながら使うことは、輸送などにかかる無駄なエネルギーの削減や、世界のどこかの場所にある資源をその土地の人々のために残すことに繋がります。持続可能な社会づくりのキーワードは資源とエネルギーの利用量の最小化です。このためには、利用量を把握し様々な環境問題に対する影響を定量化する必要があります。

本講義では、製品・サービスの環境影響を定量化するライフサイクルアセスメント(LCA)の手法について、具体的なテーマを設定し、演習形式で学びます。

本講義は、生物資源学研究科が掲げる学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)における「科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。」「社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。」の能力を育成します。

植物病理学